プレリュード
「プレリュードを奏でる。」などのように使う「プレリュード」という言葉。
フランス語では「prélude」と表記します。
「プレリュード」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「プレリュード」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
プレリュードの意味
「プレリュード」には次の意味があります。
・前奏曲。(出典:音楽用語ダス)
「プレリュード」は、曲の初めに演奏されるものでしたが、有名な作曲家たちによる独立した様式の曲として広まった歴史があります。
また、大きな規模の演奏の前に演奏する楽曲を指すこともあります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・この時僕が二人に向かって弾いたのも、その第一番のプレリュードだった。
(出典:藤谷治『船に乗れ!I 合奏と協奏』)
・静かな口調だが、それは、これから始まるドラマのプレリュードのようなものだ。
(出典:内田康夫『斎王の葬列』)
・プレリュードが終わって曲はもっとも技巧的なアルマンドに入った。
(出典:篠田節子『ハルモニア』)
・まあ抽象的なプレリュードというか、むしろギリシャふう標題音楽に近いわけです。
(出典:柴田南雄『クラシック名曲案内ベスト151』)
類語
・前奏曲(ぜんそうきょく)
意味:器楽曲の一種。その名の示すとおり導入的性格をもつ場合と,それにはかかわりなく,軽やかで自由なスタイルの器楽小品をさす場合とがある。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
・フーガ
意味:多声音楽の様式の一つ。主題が提示され、それに答えるように属音度に移調された同形の旋律が現われ、先行主題を追いかける形で反復される楽曲。バッハの「フーガの技法」は有名。遁走曲。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・協奏曲(きょうそうきょく)
意味:二つ以上の楽器による合奏の曲。また、ある独奏楽器を管弦楽の伴奏で演奏する曲。コンチェルト。(出典:精選版 日本国語大辞典)