アバウト
「アバウトな人」などのように使う「アバウト」という言葉。
英語では「about」と表記します。
「アバウト」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「アバウト」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
アバウトの意味
「アバウト」には次の意味があります。
・いいかげんなさま。おおまかなさま。(出典:デジタル大辞泉)
いい加減で大雑把な様子を指します。
「アバウト」はあまり良い意味では使いません。
小説などでは具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・脇浜はよく目配りがきくのだが、ある部分においてはアバウトであった。
(出典:後藤正治『リターンマッチ』)
・私はだらしないアバウトな性格のうえに、目が悪いときている。
(出典:林真理子『美女入門 PART2』)
・未来の出来事ほど、予想はアバウトにならざるを得ない。
(出典:機本伸司『神様のパラドックス』)
・そうやってアバウトな気分をもつことで、じつは病気を離れていられるわけで、考えたらこれも老人力鍛錬の場となっているのだ。
(出典:赤瀬川原平『老人力 全一冊』)
・アバウトなシュートでもオウンゴールを誘うことができるからだ。
(出典:野沢尚『龍時(リュウジ)3―4』)
類語
・大雑把(おおざっぱ)
意味:細部にまで注意が届かず、雑であるさま。(出典:デジタル大辞泉)
・粗放(そほう)
意味:綿密でなく、あらっぽいこと。大まかでしまりがないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・粗雑(そざつ)
意味:いいかげんで大ざっぱなこと。また、そのさま。ざつ。(出典:デジタル大辞泉)
・杜撰(ずさん)
意味:物事がいいかげんで、誤りが多いこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・雑駁(ざっぱく)
意味:雑然として統一がないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)