ゲシュタルト崩壊
「漢字のゲシュタルト崩壊が起こる」などのように使う「ゲシュタルト崩壊」という言葉。
「ゲシュタルト崩壊」は、音読みで「ゲシュタルトほうかい」と読みます。
「ゲシュタルト崩壊」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「ゲシュタルト崩壊」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
ゲシュタルト崩壊の意味
「ゲシュタルト崩壊」には次の意味があります。
・全体性が失われ、各部分に切り離された状態で認識されるようになる現象。(出典:デジタル大辞泉)
「漢字のゲシュタルト崩壊が起こる」とは、漢字がばらばらに分裂して見え、記号や絵のように認識され始めて全体構造がわからなくなることを意味します。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・このままでは埒らちが明かない、チャーハンの五文字もゲシュタルト崩壊目前だ。
(出典:竹宮ゆゆこ『とらドラ! 第1巻』)
・一日平均八十本のチェーン・スモーキングを医者に厳禁されたところ、ゲシュタルト崩壊を生じ、人格に変動が起きたようなのです。
(出典:平井和正『狼の紋章』)
・例えるなら、見た目だけで全てを判断してエリオに求愛行動とか取り出しかねないということだ。ゲシュタルト崩壊しかねん。
(出典:入間人間『電波女と青春男 第3巻』)
類語
・辟易(へきえき)
意味:ひどく迷惑して、うんざりすること。嫌気がさすこと。閉口すること。(出典:デジタル大辞泉)
・紋切り型(もんきりがた)
意味:きまりきった型。かたどおりで新味のないこと。(出典:デジタル大辞泉)
・食傷(しょくしょう)
意味:同じことに何度も接し、飽き飽きして嫌になること。(出典:デジタル大辞泉)
・倦怠(けんたい)
意味:物事に飽きて嫌になること。飽き飽きすること。(出典:デジタル大辞泉)
・マンネリズム
意味:一定の技法、形式などが惰性的に繰り返され、型にはまって独創性や新鮮さを失うこと。また、その傾向。マンネリ。(出典:精選版 日本国語大辞典)