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御為ごかしとは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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御為ごかし

「御為ごかしが見え透いている」などのように使う「御為ごかし」という言葉。

「御為ごかし」は、訓読みで「おためごかし」と読みます。

「御為ごかし」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「御為ごかし」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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御為ごかしの意味

「御為ごかし」には次の意味があります。

表面は人のためにするように見せかけて、実は自分の利益を図ること。じょうずごかし。(出典:デジタル大辞泉)

「御為」は「○○のため」の「為」に丁寧語の「御」を付けたものであり、「ごかし」は「だます」を意味します。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・佐藤の言葉はリップサービス、おためごかしに過ぎない。
(出典:高杉良『金融腐蝕列島(下)』)

・イーヴを何よりも不快に感じさせたのは、彼らのおためごかしの態度だった。
(出典:カー/宇野利泰訳『皇帝の嗅ぎ煙草入れ』)

・もちろん、おためごかしだ。親切心からではない。
(出典:海音寺潮五郎『列藩騒動録(一)』)

・「せっかく人がてめえのためを思って言ってやってるんだから、素直に受けとったらいいじゃねえか」 「そんなおためごかしはよしてくれ」とトムはつっけんどんに言った。
(出典:ストウ/山屋三郎・大久保博訳『アンクル・トムズ・ケビン(上)』)

・ここでいい加減なおためごかしを言うべきではないと考え、僕はやや思案して、それから率直に、そして端的に、感想を述べた。
(出典:西尾維新『猫物語(黒)』)

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類語

上手ごかし(じょうずごかし)
意味:口先だけは相手にへつらい、その実自分の利益をはかること。へつらってその人のためにするように見せかけ、相手をくるめること。おためごかし。(出典:精選版 日本国語大辞典)

綺麗事(きれいごと)
意味:実情にそぐわない、体裁ばかりを整えた事柄。(出典:デジタル大辞泉)

リップサービス
意味:口先だけで調子のよいことを言うこと。世辞。(出典:デジタル大辞泉)

恩着せがましい(おんきせがましい)
意味:いかにも恩に着せるように厚かましい。(出典:デジタル大辞泉)

腹黒い(はらぐろい)
意味:心に何か悪だくみをもっている。陰険で意地が悪い。(出典:デジタル大辞泉)

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