DV
「DVの被害に遭う」などのように使う「DV」という言葉。
「DV」は「Domestic Violence」の略語で「ディーブイ」と読みます。
「DV」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「DV」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
DVの意味
「DV」には次の意味があります。
・家庭内における暴力行為。特に、配偶者や恋人など近しい関係にある異性への暴力。身体的な暴力行為のほか、精神的・性的暴力も含む。ドメスティックバイオレンス。配偶者間暴力。(出典:デジタル大辞泉)
「Domestic」は家庭内、「Violence」は暴力をそれぞれ意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・やっぱり暴力だろうか。場合によってはそれはDVと呼ばれるものだが。
(出典:西尾維新『物語シリーズ 14 暦物語』)
・おれもうちの店のまえでDV反対のビラでもまこうかな。
(出典:石田衣良『池袋ウエストゲートパーク 第5巻 反自殺クラブ』)
・ストックホルム・シンドロームと呼ばれるこの現象は、現在、DVの犠牲者たちの心理とも関連づけられている。
(出典:中村うさぎ『壊れたおねえさんは、好きですか?』)
・DVっていうんだっけ?大崎、ボコボコに殴られて、目なんか紫に腫れ上がってたって。
(出典:橋本紡『半分の月がのぼる空4』)
・面倒臭いなあと思わなくもないんだけど、なんだかんだ言って、戦場ヶ原からDVを受けることがなくなったので、ここんところは僕としたことがあんまり不幸な目に遭ってないからな。
(出典:西尾維新『物語シリーズ 5 偽物語(下)』)
類語
・暴力(ぼうりょく)
意味: 乱暴な力・行為。不当に使う腕力。(出典:デジタル大辞泉)
・暴虐(ぼうぎゃく)
意味:むごいことをして人を苦しめること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・苛める(いじめる)
意味: 弱いものを苦しめ、痛めつける。つらく当たる。さいなむ。(出典:デジタル大辞泉)
・横暴(おうぼう)
意味:権力や腕力にまかせて無法・乱暴な行いをすること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・虐待(ぎゃくたい)
意味:むごい扱いをすること。(出典:デジタル大辞泉)