総括
「今日の総括」などのように使う「総括」という言葉。
「総括」は、音読みで「そうかつ」と読みます。
「総括」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「総括」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
総括の意味
「総括」には次の意味があります。
・個々のものを大きく一つにまとめあげる。しめくくる。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「総括」を分かりやすく言うと「バラバラの意見や考えなどを、全体的にまとめる」という意味になります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・その中で夫の死のニュースを聞いた時のことを次のように総括している。
(出典:木村裕主『ムッソリーニの処刑』)
・だがその前になぜ経営危機に陥ったかを総括しておかなければならない。
(出典:佐藤正明『ホンダ神話 教祖のなき後で(上)』)
・その総括に従うなら、国家は階級支配の機関であると考えざるを得ない。
(出典:レーニン/角田安正訳『国家と革命』)
・二人の話を総括すると、怪物自体は第三層とそれほど変わるわけではない。
(出典:林亮介『和風Wizardry純情派 2』)
・以上を総括していえば、今日の文学に世界を変更せんとする意志のないこと。
(出典:臼井吉見『大正文学史』)
類語
・要約(ようやく)
意味:文章などの要点をとりまとめること。また、そのまとめたもの。(出典:デジタル大辞泉)
・統括(とうかつ)
意味:ばらばらに分かれているものを一つにまとめること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・概括(がいかつ)
意味:内容のあらましをまとめること。(出典:デジタル大辞泉)
・要説(ようせつ)
意味:要点をかいつまんで説明すること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・概論(がいろん)
意味: 全体の内容をまとめて述べること。(出典:精選版 日本国語大辞典)