心機一転
「心機一転して転職する」などのように使う「心機一転」という言葉。
「心機一転」は、音読みで「しんきいってん」と読みます。
「心機一転」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「心機一転」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
心機一転の意味
「心機一転」には次の意味があります。
・何かをきっかけにして、気持ちがすっかり変わること。(出典:デジタル大辞泉)
あるきっかけで気持ちを良い方向に入れ変えるという意味で使われます。
心機は心の働き、一転はがらりと変わることを指します。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・だから、新生活のための心機一転ってことで、大掛かりに行きたいの。
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 7 皆殺し編』)
・けれど、なにか心機一転のきっかけとなることはありましょう。
(出典:豊島与志雄『落雷のあと』)
・そのつもりで心機一転して、さらに困難な古代史と取り組むことが私の義務だと考えたのである。
(出典:宮崎康平『まぼろしの邪馬台国』)
・この心機一転がすべてを説明しているのである。
(出典:和辻哲郎『古寺巡礼』)
・私は自分が心機一転したのを感じていた。
(出典:プーシキン 高橋包子『スペードの女王 大尉の娘』)
類語
・心を入れ替える(こころをいれかえる)
意味:今までの態度や考え方がまちがいであったことに気づいて改める。(出典:デジタル大辞泉)
・一新(いっしん)
意味:すっかり新しくなること。また、古いものを改めて、すべてのことを新しくすること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・心移り(こころうつり)
意味:関心が他に移ること。心変わり。気移り。(出典:デジタル大辞泉)
・リフレッシュ
意味:元気を回復すること。気分をさわやかにすること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・気分転換(きぶんてんかん)
意味:今までとは別の気分になること。気分を切り替えること。(出典:デジタル大辞泉)