倫理
「倫理観」などの言葉や、学校の授業科目「倫理」で耳にする言葉。
読み方は「りんり」です。
この記事では「倫理」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
倫理の意味
倫理には次の2つの意味があります。
1 人として守り行うべき道。善悪・正邪の判断において普遍的な規準となるもの。道 徳。モラル。
2 「倫理学」の略。
(出典:デジタル大辞泉)
前述の「倫理観」は、「善悪の判断を下す基準」という意味になります。
また、学校の授業科目「倫理」は「倫理学」を意味します。
使い方・例文
・それを口に出して云い得ないのは背後にある倫理であったにちがいない。
(出典:本庄陸男『石狩川』)
・私は日本という国で、ある統一的な倫理観のもとに教育されて成長した。
(出典:田口ランディ『ハーモニーの幸せ』)
・しかし中学校では既に倫理道徳などという事すら教えているではないか。
(出典:寺田寅彦『方則について』)
・ある日先生が、倫理の時間に、みんなの理想し崇拝する人の名を尋ねた。
(出典:大杉栄『自叙伝』)
・なによりもドイツの倫理学者たちの著作は私に大きな喜びを与えた。
(出典:ポー/佐々木直次郎訳『アッシャー家の崩壊』)