リリカル
「リリカルな歌詞」などのように使う「リリカル」という言葉。
英語では、「Lyrical」と表記します。
「リリカル」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「リリカル」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
リリカルの意味
「リリカル」には次の意味があります。
・ 叙情的なさま。叙情詩的。リリック。(出典:デジタル大辞泉)
リリカルをわかりやすく言うと、自分が感じたままに、感動や情緒を述べる様子をいいます。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・東京が持つトレンディでリリカルな雰囲気が、大阪には感じられないのだ。
(出典:姉小路祐『動く不動産』)
・こんなリリカルな作品を書いたのかと、耳まで恥ずかしさに真っ赤になってしまいました。
(出典:梶尾真治『百光年ハネムーン』)
・十八九のとき持って居たような漠然さではなく、自分はどうしてもリリカルな作者ではないことに心づいて来た。
(出典:北川悦吏子『恋のあっちょんぶりけ』)
・独特の光の明暗によってリリカルな動きを現そうとした。
(出典:有島武郎『生まれ出づる悩み』)
・リリカルの音楽を出すことよりも、むしろ印象のイメージを的確にするための音象効果にあった。
(出典:竹宮ゆゆこ『とらドラ・スピンオフ! 第01巻 幸福の桜色トルネード』)
類語
・叙情(じょじょう)
意味: 自分の感情を豊かに、また、うったえかけるように述べあらわすこと。(出典:デジタル大辞泉)
・叙事(じょじ)
意味:事実や事件を、ありのままに述べ記すこと。(出典:デジタル大辞泉)
・情緒(じょうちょ)
意味: 事に触れて起こるさまざまの微妙な感情。(出典:デジタル大辞泉)
・内面的(ないめんてき)
意味:物事の内部・内容に関するさま。(出典:デジタル大辞泉)
・心情を綴った(しんじょうをつづった)
意味:心の中にある思いや感情を綴った(出典:デジタル大辞泉)