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齷齪とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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齷齪

「齷齪働く」などのように使う「齷齪」という言葉。

「齷齪」は、音読みで「あくせく」と読みます。

「齷齪」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「齷齪」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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齷齪の意味

「齷齪」には次の意味があります。

心にゆとりがなく、目先にだけ心をうばわれたようにせわしく事を行なうさまを表わす語。(出典:日本国語大辞典)

わかりやすく言えば、「忙しくて余裕がなくなっているさま」という意味になります。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・帰国すればふたたび齷齪とした開業医の生活が待っていることであろう。
(出典:北杜夫『楡家の人びと (上)』)

・始終何物かに策うたれ駆られているように学問ということに齷齪している。
(出典:森鴎外『山椒大夫・高瀬舟』)

・日々の糧の為にあくせく働く現実を忘れるために。
(出典:言乃葉『出席番号32番 衛宮』

齷齪しなければ生きていられない世の中ということを知らないのは、お前さんぐらいのものだ。
(出典:岡本綺堂『青蛙神』)

・眼付には落ちつきがなく、あくせくとして利益を求めているのが映った。
(出典:ディケンズ/村岡花子訳『クリスマス・カロル』)

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類語

せっせと
意味:わきめもふらず、熱心に物事をするさま。(出典:デジタル大辞泉)

そそくさと
意味:態度、行動が落ち着かないさま。(出典:日本国語大辞典)

こつこつと
意味:地道に働くさま。(出典:デジタル大辞泉)

汲々(きゅうきゅう)
意味:一つのことに一心に努めて、他を顧みないさま。(出典:デジタル大辞泉)

忙しい(せわしい)
意味:多くの用事に追われて暇がない。(出典:デジタル大辞泉)

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