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鼬の最後っ屁とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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鼬の最後っ屁

「鼬の最後っ屁のような行動」などのように使う「鼬の最後っ屁」という言葉。

「鼬の最後っ屁」は、「いたちのさいごっぺ」と読みます。

「鼬の最後っ屁」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「鼬の最後っ屁」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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鼬の最後っ屁の意味

「鼬の最後っ屁」には次の意味があります。

困ったときに非常手段に訴えること。(出典:デジタル大辞泉)

イタチが窮地に陥ったときに、悪臭を放って相手をひるませるところからきた言葉です。
非常手段に訴えること、さらに最後の醜態を演じるときに使われます。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

イタチの最後っ屁ということは聞いていたが、これをまともに嗅がされたには驚いた。
(出典:豊島与志雄『猫先生の弁』)

・しかし定吉たちの評判を落すために仕組まれたイタチの最後っ屁のようなこの作戦は大失敗に終った。
(出典:東郷隆『(定吉七番シリーズ 2) ロッポンギから愛をこめて』)

・「まあ次郎さんも罪な人だよ、イタチの最後っ屁か猫の糞ってやつで後足で砂かけて行くようなことするね」と言う人もいたが、ハナはむしろ喜んでいた。
(出典:青島幸男『人間万事塞翁が丙午』)

イタチの最後っ屁というところか。
(出典:有川浩『キケン』)

鼬の最後っ屁は、いわゆる自己防衛行動のことだ。

類語

窮鼠猫を嚙む(きゅうそねこをかむ)
意味:弱い者も追いつめられると強い者に反撃することがある。(出典:デジタル大辞泉)

一矢を報いる(いっしをむくいる)
意味:相手の攻撃、論難に対して、少しでも反撃や反論する。(出典:精選版 日本国語大辞典)

窮余の一策(きゅうよのいっさく)
意味:苦しまぎれに思いついた、一つの手段。(出典:精選版 日本国語大辞典)

足掻き(あがき)
意味:苦しまぎれにじたばたすること。(出典:デジタル大辞泉)

苦し紛れ(くるしまぎれ)
意味:苦しさのあまりにすること。(出典:デジタル大辞泉)

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