麻雀
「麻雀を打つ」などのように使う「麻雀」という言葉。
「麻雀」は、中国語からの当て字で「まーじゃん」と読みます。
「麻雀」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「麻雀」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
麻雀の意味
「麻雀」には次の意味があります。
・136個の牌(パイ)を用いて行う室内遊戯。東(トン)(親役)・南(ナン)・西(シャー)・北(ペイ)の場に着いた四人に各13個の牌を配し、各自がルールに従って牌の組み合わせを作って上がりを競うもの。中国で起こり、日本には明治末期に伝わった。(出典:デジタル大辞泉)
分かりやすくいうと、中国から伝わったテーブルゲームの一種で、牌(パイ)を決められた形にした人が点数をもらい、最終的に一番点数の高い人が勝ちになるゲームです。
基本的に4人でプレイするゲームですが、場合によっては3人でプレイすることもあります。
運の要素もありながら、実力差が出るゲーム性で、プロリーグやオンラインゲーム等でも親しまれています。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・これは麻雀用語で、一度も和了しないという意味である。
(出典:山口瞳『草競馬流浪記』)
・芳三は仕事から帰ってきてから、よく町の麻雀屋へ出かけた。
(出典:小山清『夕張の宿』)
・赤いチェックのシャツの青年が若手麻雀プロ、Tシャツの筋肉質の青年がスポーツ・ジムのインストラクター、そして、中年の男は考古学の教授。
(出典:友野詳,清松みゆき,西奥隆起『妖魔夜行 眠り姫は夢を見ない』)
・僕は単に、日曜日に顔を見せる麻雀好きの常連客のことを聞いただけのことだった。
(出典:佐竹一彦『ショカツ』)
・父の麻雀仲間でもある近所の西山という医師がやってきて、祖母の身体を診た。
(出典:東野圭吾『殺人の門』)
・母は以前カルチャーセンターの麻雀教室に通っていたことがあり、最初は私達の中で一番うまかったのだが、今は皆だいたい同じぐらいの実力になってきた。
(出典:山本文緒『紙婚式』)
・三日に一度くらい、事務所のボスも泊りこんで徹夜麻雀をやる。
(出典:阿佐田哲也『新麻雀放浪記』)
・麻雀業者は無表情で、自分の手牌を眺めていた。
(出典:阿佐田哲也『ヤバ市ヤバ町雀鬼伝1』)