鮮明
「鮮明に覚えている」などのように使う「鮮明」という言葉。
「鮮明」は、音読みで「せんめい」と読みます。
「鮮明」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「鮮明」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
鮮明の意味
「鮮明」には次の意味があります。
・あざやかではっきりしているさま。美しく分明なさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「鮮明」をわかりやすく言うと「明らかできれいな様子」という意味になります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・この目で見たものがまだ頭に鮮明に残っているうちに書いておかないとね!
(出典:アン・マキャフリイ『パーンの竜騎士シリーズ(全16巻) 14 竜の挑戦〔下〕』)
・何を言っているか分からなかった言い争いの声が、鮮明に聞こえてきた。
(出典:山本文緒『群青の夜の羽毛布』)
・そんな時に見た映画のいくつかは今も鮮明に僕の中に焼きついて消えない。
(出典:大槻ケンヂ『のほほん雑記帳』)
・昼間も度々そんなことがあったけれど、日が落ちてからますます鮮明だ。
(出典:恩田陸『夜のピクニック』)
・その時に撮ったとされる鮮明なUFO写真や八ミリ・ビデオを公表した。
(出典:大槻ケンヂ『のほほん人間革命』)
類語
・透徹(とうてつ)
意味:さまたげるものなく、すきとおること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・澄明(ちょうめい)
意味:水・空気などが澄みきっていること。澄みきってあきらかなこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・鮮やか(あざやか)
意味:ものの色彩・形などがはっきりしていて、目立つさま。(出典:デジタル大辞泉)
・清か(さやか)
意味:はっきりとしているさま。明るく清らかであるさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・鮮烈(せんれつ)
意味:あざやかではっきりしていること。激しく、生き生きとしていること。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)