高価
「高価な品物」などのように使う「高価」という言葉。
「高価」は、音読みで「こうか」と読みます。
「高価」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「高価」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
高価の意味
「高価」には次の意味があります。
・値段が高いこと。価値が高いこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
「高価」は、金額に限らず、値打があることや高い評価を得ることなども意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・このとき男は時に美しくて高価な品物を贈るようにしなければならない。
(出典:ヴァーツヤーヤナ/大場正史訳『カーマ・スートラ』)
・命をかけなければ得られない知識なんて、あまりにも高価に思われる。
(出典:カザノヴァ/田辺貞之助訳『カザノヴァ回想録 第一巻』)
・彼はいつも他の季節より、むしろ冬にラクダでその高価な商品を運んだ。
(出典:ヘディン/岩村忍訳『さまよえる湖』)
・天然色映画のように、何か高価な感じのする色がその風景を彩いろどっていた。
(出典:梅崎春生『風宴』)
・だからよ小判一枚と、青差一本というような、破格な高価で買ったのさ!
(出典:国枝史郎『南蛮秘話森右近丸』)
類語
・高額(こうがく)
意味:高い金額。また、金銭の額の大きいさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・高い(たかい)
意味:数値が大きい。また、度合いが大きい。(出典:デジタル大辞泉)
・割高(わりだか)
意味:品質や分量に比して高価なこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・上等(じょうとう)
意味:上の等級。上位。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・上値(うわね)
意味:取引で、現在の相場より高い値。(出典:デジタル大辞泉)