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騒々しいとは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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騒々しい

「騒々しい場所」などのように使う「騒々しい」という言葉。

「騒々しい」は、音読みで「そうぞうしい」と読みます。

「騒々しい」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「騒々しい」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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騒々しいの意味

「騒々しい」には次の二つの意味があります。

1物音や人声が多くてうるさい。さわがしい。
2大きな事件が続いて起こるなどして落ち着かない。不穏である。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

騒々しいの意味①「物音や人声が多くてうるさい。さわがしい。」

「そうぞうしい」の一つ目の意味は「物音や人声が多くてうるさい。さわがしい。」です。

主に聴覚的・視覚的にうるさく感じられる状態を表し、それに対して不快を感じる場合に用いられます。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・彼女はいやらしくなるような騒々しい音を立てながら茸を食べてしまった。
(出典:A・バートラム・チャンドラー『銀河辺境シリーズ(全25巻) 8 遙かなる旅人』)

・まばらというほどではないが、騒々しいという感じはほとんどなかった。
(出典:梅崎春生『狂い凧』)

・ミリアムは二人の方をちょっと見て、その騒々しさを避けることにした。
(出典:ロレンス/吉田健一訳『息子と恋人 中巻』)

・夜会の騒々しさをきわ立たせているのがあの人達ってわけじゃないのだ。
(出典:ウルフ/大澤実訳『ダロウェイ夫人』)

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類語

騒音そうおん
意味: さわがしい音。耳にうるさく感じる音。(出典:精選版 日本国語大辞典)

五月蠅うるさい
意味:ものが多くつきまといすぎて煩わしい。うっとうしい。(出典:精選版 日本国語大辞典)

喧噪けんそう
意味:物音や人声のうるさく騒がしいこと。(出典:デジタル大辞泉)

耳障りみみざわり
意味:聞いて気にさわったり、不快に感じたりすること。(出典:デジタル大辞泉)

騒々しいの意味②「大きな事件が続いて起こるなどして落ち着かない。不穏である。 」

「そうぞうしい」の二つ目の意味は「大きな事件が続いて起こるなどして落ち着かない。不穏である。」です。

落ち着かない状態を表します。
「騒々しい世の中」などの場合はこの意味です。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・戦後の騒々しかった時代には、私にもそういう不運が二三度あった。
(出典:福永武彦『第四随筆集 夢のように』)

・世間を騒々しくさせるだけだと言う意味で有害でさえあると思う。
(出典:豊島与志雄『秦の憂愁』)

・このところタイとカンボジアの国境一帯が騒々しくなっている。
(出典:近藤紘一『妻と娘の国へ行った特派員』)

・そのときの騒々しさといったら、国中がいまだにしずまりきっていないほどである。
(出典:ルソー/桑原武夫訳『告白(下)』)

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類語

不穏ふおん
意味:おだやかでないこと。物事や世の中の状態が安定していないこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

緊迫きんぱく
意味:状況などが、非常に差し迫っていること。緊張して、今にも事が起こりそうなこと。(出典:デジタル大辞泉)

波乱はらん
意味:物事に、変化や曲折があること。また、もめごと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

忙しいせわしい
意味:気がせいて落ち着かない。せかせかしている。(出典:デジタル大辞泉)

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