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容易いとは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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容易い

「容易いこと」などのように使う「容易い」という言葉。

「容易い」は、熟字訓で「たやすい」と読みます。

「容易い」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「容易い」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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容易いの意味

「容易い」には次の二つの意味があります。

1わけなくできるさま。容易である。
2軽率である。軽々しい。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

容易いの意味①「わけなくできるさま。容易である。」

「容易い」の一つ目の意味は「わけなくできるさま。容易である。」です。

知識や経験などがあり、苦もなく行える様子を表します。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・あの男を殺すだけならあまりにも容易い
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 3 祟殺し編』)

・これだけのことで往復できるのであれば、民はもっと容易く昇山できる。
(出典:小野不由美『十二国記 9 黄昏の岸 暁の天』)

・地方領主に仕えている武士が、容易く手に入れられるようなものではない。
(出典:三雲岳斗『カーマロカ 将門異聞』)

・彼の演技力をもってすれば、余人を欺くことなど容易かったに違いない。
(出典:喬林知『今日からマ王 第15巻 「宝はマのつく土の中!」』)

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類語

簡単かんたん
意味:時間や手数がかからないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

お手の物おてのもの
意味:慣れていてたやすくできる事柄。(出典:デジタル大辞泉)

お茶の子おちゃのこ
意味:たやすくできること。(出典:デジタル大辞泉)

労せずしてろうせずして
意味:苦労しないで。(出典:デジタル大辞泉)

容易いの意味②「軽率である。軽々しい。」

「容易い」の二つ目の意味は「軽率である。軽々しい。」です。

深く考えないことを意味します。
主にデメリットなことを指して、「容易く~(動詞)することはない(否定)」という形で用いられます。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・父は専ら悲観説であった。戦争のことを決して容易く考えていなかった。
(出典:久坂葉子『灰色の記憶』)

・いいでしょう、もとより私も容易く宝具を使う気はありません。
(出典:奈須きのこ『Fate/stay night 桜 Heavens Feel NormalEnd -櫻の夢』)

・いわゆる「もう一人の女」はその珈琲茶碗にさえ容易く手を出さなかった。
(出典:夏目漱石『行人』)

・「キャシーを助けて」 だがレーンは、容易く頷くことはできなかった。
(出典:CNOVELS編集部『C★NOVELS創刊25周年アンソロジー』)

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類語

浅慮せんりょ
意味:考えの浅いこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

軽薄けいはく
意味:言葉や態度が軽々しくて、思慮の深さや誠実さが感じられないこと。(出典:デジタル大辞泉)

浅はかあさはか
意味:思慮の足りないさま。(出典:デジタル大辞泉)

単純たんじゅん
意味:物の見方や考え方などが素直で明快なさま。時に、考え方が一面的で浅いさまを非難していうのにも用いる。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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