駆け出し
「駆け出しの警察官」などのように使う「駆け出し」という言葉。
「駆け出し」は、訓読みで「かけだし」と読みます。
「駆け出し」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「駆け出し」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
駆け出しの意味
「駆け出し」には次の意味があります。
・《山伏が修行を終えて山を下りることの意の「駆け出で」から。修行を終えたばかりの意》その物事を始めたばかりで未熟なこと。また、その人。新米しんまい。(出典:デジタル大辞泉)
「駆け出し」をわかりやすく言うと「その仕事を始めたばかりの人」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・それでも、駆け出しの頃は周りにいる商人全てが大巨人に見えていた。
(出典:支倉凍砂『狼と香辛料X』)
・もっとも現在の彼女は、駆け出し物書きには手に負えそうもありません。
(出典:森岡浩之『星界シリーズ 2 ささやかな戦い』)
・俺が駆け出し の傭兵だった頃、命を救ってもらったことがあるんだ。
(出典:安井健太郎『ラグナロク 第1巻 黒き獣』)
・こんな重大犯罪を扱うことのできない、所轄の、それも駆け出しの女刑事。
(出典:宮部みゆき『鳩笛草(光文社文庫)』)
・私が駆け出しのころ、目の前にはブレンダさんというトップスターがいた。
(出典:梅宮アンナ『「みにくいあひるの子」だった私』)
・まだまだ駆け出しのわたしですが、精進していきたいと思っています。
(出典:新津きよみ『愛読者』)
・駆け出しの行商人は、自分が得るばかりで相手に渡すものが何もないからだ。
(出典:支倉凍砂『狼と香辛料I (電撃文庫)』)
・現在は二人の子供を持つ彼の青春時代、駆け出しの編集者だった頃の話である。
(出典:永沢光雄『風俗の人たち』)