駄弁る
「道端で駄弁る」などのように使う「駄弁る」という言葉。
「駄弁る」は、「だべる」と読みます。
「駄弁る」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「駄弁る」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
駄弁るの意味
「駄弁る」には次の意味があります。
・とりとめもないおしゃべりをする。(出典:デジタル大辞泉)
わかりやすく言えば「無駄話をすること」という意味です。
「道端で駄弁る」で「道端でとりとめのないおしゃべりをする」という意味になります。
一般的には「だべる」とひらがなで表記することが多いです。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・邪魔者が侵入したとでもいうように、ガキどもが駄弁るのをやめた。
(出典:馳星周『不夜城』)
・夜中の二時、三時まで起きていてお喋りをする。藤枝さん流に言えば「駄弁る」のである。
(出典:高井有一『立原正秋』)
・ぼくたちはだべり、コーヒーをすませてから、みんなで廊下に出ていった。
(出典:ヘミングウェー/高村勝治訳『武器よさらば』)
・次野先生は教室でだべってばかりいるから、首になったんだよ。
(出典:山本有三『路傍の石』)
・例によって例のごとく、人目に付かない隅っこの方でだべっていた。
(出典:吉野匠『レイン4 世界を君に』)
類語
・閑談(かんだん)
意味:気ままにのんびり話をすること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・談笑(だんしょう)
意味:心安く、話したり笑ったりすること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・雑談(ざつだん)
意味:さまざまな内容のことを気楽に話すこと。(出典:デジタル大辞泉)
・御喋り(おしゃべり)
意味:人と雑談すること。(出典:デジタル大辞泉)
・歓語(かんご)
意味:楽しい語らい。(出典:精選版 日本国語大辞典)