首領
「一族の首領に任命される」などのように使う「首領」という言葉。
「首領」は、音読みで「しゅりょう」と読みます。
「首領」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「首領」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
首領の意味
「首領」には次の意味があります。
・ 一つの仲間の長。かしら。頭目。親分。(出典:デジタル大辞泉)
人の上に立つ頭(かしら)のことですが、現代では主に悪人の仲間の長を指すことが多いです。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そして、首領が先見しなかったことは存在の理由がないことになるのだ。
(出典:クロポトキン・ピョートル・アレクセーヴィチ『革命の研究』)
・いま、やつらはきっと首領のところに行こうとしているにちがいない。
(出典:シムノン/長島良三訳『メグレと殺人者たち』)
・そうして男の動きを完全に封じておいて、首領は声を張りあげたのだった。
(出典:茅田砂胡『デルフィニア戦記 第2巻 「黄金の戦女神」』)
・そういう人にとって、寺というのは的の首領に見えるんでしょうね。
(出典:小野不由美『屍鬼(上)』)
・暴徒どもは首領のまわりに集まっていたが、急に馬からおりはじめた。
(出典:プーシキン/高橋包子訳『スペードの女王・大尉の娘』)
類語
・長(おさ)
意味:多くの人の上に立ち、統率する人。(出典:デジタル大辞泉)
・頭(かしら)
意味:一団の人々を統率する人。(出典:デジタル大辞泉)
・大将(たいしょう)
意味:一つの集団の中のかしら。(出典:デジタル大辞泉)
・親分(おやぶん)
意味:かしらとして上に立て、皆が親のように頼りにする人。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・ドン
意味:首領。ボス。(出典:精選版 日本国語大辞典)