養成
「パイロットを養成する」などのように使う「養成」という言葉。
「養成」は、音読みで「ようせい」と読みます。
「養成」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「養成」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
養成の意味
「養成」には次の意味があります。
・養い育てること。また、教え導いて一定の技能を身につけさせること。(出典:デジタル大辞泉)
わかりやすく言うと、訓練して仕事ができるようにするという意味です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・日本ではこういう少年がこの一二年の間にすでに五十人養成されている。
(出典:和辻哲郎『鎖国日本の悲劇 (後編)』)
・赤ん坊の頃に故郷を離れ、法術者を養成する施設で育ったと言っていた。
(出典:喬林知『今日からマ王 第14巻 「やがてマのつく歌になる!」』)
・咳をしただけで肋骨が折れたという話を、養成講座で聞いたことがある。
(出典:片山恭一『雨の日のイルカたちは』)
・しかし昭和十九年の春になってもまだその養成は完了してはいなかったのだ。
(出典:島尾敏雄『魚雷艇学生』)
・丹念に養成され、仕上がって入ってくるという感じで均一化されている。
(出典:赤瀬川隼『球は転々宇宙間』)
類語
・稽古(けいこ)
意味:芸能・武術・技術などを習うこと。また、練習。(出典:デジタル大辞泉)
・訓練(くんれん)
意味:あることを教え、継続的に練習させ、体得させること。(出典:デジタル大辞泉)
・教習(きょうしゅう)
意味:特別な知識・技術などを教えて習得させること。(出典:デジタル大辞泉)
・調教(ちょうきょう)
意味:動物を目的に応じて訓練すること。(出典:デジタル大辞泉)
・育成(いくせい)
意味:育てて大きくすること。育てあげること。(出典:精選版 日本国語大辞典)