風邪
「風邪っ引き」などのように使う「風邪」という言葉。
「風邪」は、熟字訓読みで「かぜ」と読みます。
「風邪」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「風邪」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
風邪の意味
「風邪」には次の意味があります。
・感冒とも。種々の原因による上気道の急性炎症の総称のことで,風邪症候群ともいう。(出典:百科事典マイペディア)
多く、ウイルスが原因で引き起こされる上気道の炎症を伴います。
ウイルスを撃退するような特効薬はないため、対症療法が主な治療となります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・気分が悪いのは事実だったため、風邪のふりをするのは難しくなかった。
(出典:乙一『GOTH -リストカット事件』)
・僕が相談に行った時は風邪気味だとかいって逢ってくれなかったのです。
(出典:太宰治『正義と微笑』)
・大事にしすぎて昔風のお嬢さん風邪を引くことがないとも限らない等と!
(出典:宮本百合子『獄中への手紙』)
・印度洋で風邪を引くという事は全く私のプログラムにはない事だった。
(出典:小出楢重『大切な雰囲気』)
・風邪をひいた飛び猫は、ふつうは人の手から逃げて隠れてしまうものだ。
(出典:ヴィンジ『最果ての銀河船団(下)』)
類語
・コロナ
意味:コロナウイルス、特に新型コロナウイルス、また、その感染症COVID-19の略。(出典:デジタル大辞泉)
・夏風邪(なつかぜ)
意味:夏にかかる感冒性疾患の総称。特定の病名ではない。普通感冒,咽頭(いんとう)結膜熱のようなウイルス感染症や寝冷えに対する反応なども含まれる。(出典:百科事典マイペディア)
・流感(りゅうかん)
意味:「りゅうこうせいかんぼう(流行性感冒)」の略。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・インフルエンザ
意味:流行性感冒,略して流感とも。インフルエンザウイルスによる急性伝染病で,A,B,C型があり,A,B型は流行を繰り返して問題になるが,A型の方がより流行の規模が大きく,短い周期で流行を繰り返す。(出典:百科事典マイペディア)