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風が吹けば桶屋が儲かるとは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

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風が吹けば桶屋が儲かる

「風が吹けば桶屋が儲かる的なたとえ話」などのように使う「風が吹けば桶屋が儲かる」という言葉。

「風が吹けば桶屋が儲かる」は、「かぜがふけばおけやがもうかる」と読みます。

「風が吹けば桶屋が儲かる」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「風が吹けば桶屋が儲かる」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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風が吹けば桶屋が儲かるの意味

「風が吹けば桶屋が儲かる」には次の意味があります。

風が吹けば桶屋が儲かるとは、ある出来事が一見関係のない所に影響を与えるという意味のこと。風が吹けば桶屋が儲かる理由は、風により立った土ぼこりにより盲者が増え、盲者の職業である三味線が増産され、その材料である猫が捕獲され、鼠が増えることで桶が齧られやすくなり、桶が売れるからである。このような因果関係を示した話が由来とされる。また、実際には桶屋が儲かる可能性は低いことから、あてにならないことに期待するという意味もある。(出典:実用日本語表現辞典)

世の出来事はすべて連鎖しているという考えで、似たような意味をもつ言葉には、「因果応報」、「因果はめぐる糸車」、「バタフライ効果」などがあります。

小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。

使い方・例文

・これはまるで、大風が吹けば桶屋おけやが儲かるといふ例の変痴気へんちき論の、逆のやうなものである。
(出典:丸谷才一『日本語のために』)

・何やら「風が吹けばおけ屋がもうかる」式の話だが、リュウジはエミリオにも感謝した方がよいのかもしれない。
(出典:野沢尚『龍時(リュウジ)1─2』)

風が吹けば桶屋が儲かるではないが、その結果「反核運動の広がり」というところへ行ってしまったりもする。
(出典:橋本治『二十世紀(下)』)

・「風が吹けば桶屋が儲かる」の連想から牧場経営まで飛躍させたが、最後は飼育した牛の肉を乾燥させ、トレーディングを通じて販売を始めた。
(出典:佐藤正明『ホンダ神話 教祖のなき後で(上)』)

・「大風が吹けば桶屋が喜ぶ」 ともいうが、 「風が吹けば桶屋が儲かる」 ということわざは、思いがけないところに影響が出てくることのたとえだ。
(出典:青木雨彦『ことわざ雨彦流』)

・お前が路端の小石を蹴ったから、今の世界があるかも知れない。風が吹けば桶おけ屋が儲かる。バタフライ・エフェクト。
(出典:入間人間『電波女と青春男 第3巻』)

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