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顛末とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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顛末

「事件の顛末」などのように使う「顛末」という言葉。

「顛末」は、音読みで「てんまつ」と読みます。

「顛末」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「顛末」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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顛末の意味

「顛末」には次の意味があります。

・事の最初から最後までの事情。一部始終。(出典:デジタル大辞泉)

「顛末」をわかりやすく言うと、「物事がどうやって起きたのか、どういう経緯を取ったのか、どういう結末になったのかについての経緯」という意味です。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・しかし私から何にも聞かないKは、この顛末をまるで知らずにいました。
(出典:夏目漱石『こころ』)

・組織の方へは捜査が入ったようでしたが、詳しい顛末はよく知りません。
(出典:辻内智貴『青空のルーレット』)

・そのとき彼の口から、この事件の一切の顛末を聞くことが出来たのだった。 
(出典:海野十三『赤外線男』)

・その手紙はこの旅行の顛末を報告した私の手紙といっしょにローマへ送った。
(出典:カザノヴァ/田辺貞之助訳『カザノヴァ回想録 第一巻』)

・古い、もう誰も知る事のない話故に、事の顛末を知る者もやはりいない。
(出典:奈須きのこ『歌月十夜 05 赤い鬼神』)

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類語

・経緯(けいい・いきさつ)
意味:物事の筋道。いきさつ。顛末(てんまつ)。(出典:デジタル大辞泉)

・粗筋(あらすじ)
意味:およその筋道。あらまし。概略。特に、小説・演劇・映画などのだいたいの内容。梗概(こうがい)。(出典:デジタル大辞泉)

・事情(じじょう)
意味:物事がある状態に至るまでの理由や状態。また、その結果。事の次第。(出典:デジタル大辞泉)

・成り立ち(なりたち)
意味:あるものができ上がること。また、でき上がるまでの過程や事情。(出典:デジタル大辞泉)

・道程(どうてい)
意味:ある地点に着くまでの距離。みちのり。行程。(出典:デジタル大辞泉)

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