願望
「ひそかな願望」などのように使う「願望」という言葉。
「願望」は、音読みで「がんぼう」と読みます。
「願望」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「願望」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
願望の意味
「願望」には次の意味があります。
・願い望むこと。がんもう。(出典:デジタル大辞泉)
「お金が欲しい」「野球選手になりたい」などのような願い事を意味します。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ハンスが知っている関心や願望は彼にとってはまったく存在しないのだ。
(出典:ヘッセ/岩淵達治訳『車輪の下』)
・親の愛情っていうのは自分を必要とされたい願望の現れのような気がする。
(出典:尾崎豊『普通の愛』)
・火事や喧嘩そのものを認めることは必ずしも彼の願望ではなかつたのだ。
(出典:坂口安吾『風人録』)
・少女が恋人をもちたいと願望することこそ少女の最高の豊かさであります。
(出典:キェルケゴオル/芳賀檀訳『愛について』)
・それほどでなくてもすべてじぶんに向けてくれる願望をもってよいはずだ。
(出典:吉本隆明『悲劇の解読』)
類語
・希望(きぼう)
意味:あることの実現をのぞみ願うこと。また、その願い。(出典:デジタル大辞泉)
・欲求(よっきゅう)
意味: 強くほしがって求めること。(出典:デジタル大辞泉)
・望み(のぞみ)
意味:そうなればよい、そうしたいと思うこと。願い。希望。(出典:デジタル大辞泉)
・所望(しょもう)
意味:ある物がほしい、またこうしてほしいと、望むこと。(出典:デジタル大辞泉)
・念願(ねんがん)
意味:常に心にかけて強く望むこと。また、その望み。(出典:デジタル大辞泉)