題材
「作品の題材」などのように使う「題材」という言葉。
「題材」は、音読みで「だいざい」と読みます。
「題材」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「題材」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
題材の意味
「題材」には次の意味があります。
・創作や研究などの主題となるもの。(出典:デジタル大辞泉)
軸となり中心となるものを差します。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・もちろん、動物を題材にしたテレビや映画から感じることもあるだろう。
(出典:小菅正夫『〈旭山動物園〉革命――夢を実現した復活プロジェクト』)
・題材はなんでもよく、とにかくなにか書いてきたらいいというのである。
(出典:後藤正治『リターンマッチ』)
・その理由は、君が社交界を題材にした小説しか書かないからといふのだ。
(出典:岸田国士『序文』)
・つまり題材の如何にかかわらず自己を書いていることに帰着するのです。
(出典:吉川英治『親鸞の水脈』)
・だれもがそんな未来をイメージし、映画や小説の題材として扱われた。
(出典:鈴木光司『ループ』)
類語
・主題(しゅだい)
意味:中心となる題目・問題。
(出典:デジタル大辞泉)
・テーマ(てーま)
意味:行動や創作などの基調となる考え。
(出典:デジタル大辞泉)
・所論(しょろん)
意味:論じる事柄。また、主張する持論。意見。
(出典:精選版 日本国語大辞典)
・本題(ほんだい)
意味:中心となる題目。話や議論の眼目となる事柄。
(出典:デジタル大辞泉)
・テーゼ(てーぜ)
意味:ある問題について提出された命題。提議。主張。
(出典:精選版 日本国語大辞典)