領域
「領域を守る」などのように使う「領域」という言葉。
「領域」は、音読みで「りょういき」と読みます。
「領域」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「領域」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
領域の意味
「領域」には次の意味があります。
・ある力・作用・規定などが及ぶ範囲。(出典:デジタル大辞泉)
国家の権限が及ぶ範囲を意味することもあります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ひとつの研究領域が別の領域にぴったりと一致しなくてはならなかった。
(出典:K.H.シェール,クラーク・ダールトン/松谷健二訳『宇宙英雄ローダン・シリーズ 1 大宇宙を継ぐ者』)
・この日の出来事を思い出しながら自分の中に新しい領域を作り始めるのだ。
(出典:井形慶子『ときどきイギリス暮らし』)
・ここに哲學の一つの重要な領域が存在することは先にいつた通りである。
(出典:三木清『哲学はどう学んでゆくか』)
・しかし雑器の領域に来る時、その稀な例外の一つの場合に来るのである。
(出典:柳宗悦『民芸四十年』)
・次に科学は存在を種々の領域に分ってそれぞれの領域について研究する。
(出典:三木清『哲学入門』)
類語
・分野(ぶんや)
意味:人間の活動における、分化した一つの領域。(出典:デジタル大辞泉)
・範囲(はんい)
意味:ある一定の限られた広がり。ある区域。(出典:デジタル大辞泉)
・地区(ちく)
意味:ある限られた範囲内の土地。地域。(出典:デジタル大辞泉)
・エリア
意味:区域。地域。地帯。(出典:デジタル大辞泉)
・圏(けん)
意味:周囲をかこったところ。輪(わ)。まる。(出典:精選版 日本国語大辞典)