順応
「環境に順応する」などのように使う「順応」という言葉。
「順応」は、音読みで「じゅんのう」と読みます。
「順応」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「順応」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
順応の意味
「順応」には次の意味があります。
・環境や境遇の変化に従って性質や行動がそれに合うように変わること。(出典:デジタル大辞泉)
物事からの影響によって変わり、慣れる事を表します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・新しい生活への順応に夢中になりすぎて、やるべき事を忘れていた程だ。
(出典:奈須きのこ『DDD HandS』)
・どの様な自然の諸条件に、僕の精神のどの様な性質が順応したのだろうか。
(出典:小林秀雄『モオツァルト・無常という事』)
・世間には自らの境遇と身分の変化にきわめて軽快に順応出来る人がある。
(出典:海音寺潮五郎『平将門 下巻』)
・そのとき、そのときの私の仕事に順応して皆も活動して欲しいと思ふ。
(出典:出口王仁三郎『月鏡』)
・まず僕が新しいボディに完全に順応するのが先だと考えられたからだ。
(出典:山本弘『まだ見ぬ冬の悲しみも』)
類語
・適合(てきごう)
意味:ある条件や事情にぴったり当てはまること。(出典:デジタル大辞泉)
・同調(どうちょう)
意味:他に調子を合わせること。他人の意見・主張などに賛同すること。(出典:デジタル大辞泉)
・適応(てきおう)
意味:その場の状態・条件などによくあてはまること。(出典:デジタル大辞泉)
・同化(どうか)
意味:異なる性質・態度・思想などが、感化されて同じになること。(出典:デジタル大辞泉)
・応化(おうか)
意味:時世や環境の変化に応じて変わること。(出典:デジタル大辞泉)