面会
「来客と面会する」などのように使う「面会」という言葉。
「面会」は、音読みで「めんかい」と読みます。
「面会」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「面会」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
面会の意味
「面会」には次の意味があります。
・人と会うこと。対面。(出典:デジタル大辞泉)
「直接その人に会うこと」を意味します。
「面会謝絶(めんかいしゃぜつ)」で「直接に会いたいという要望を断ること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・それに、俺が代理で面会に行ったのに、自分で行った気になってるんだ。
(出典:つかこうへい『蒲田行進曲』)
・私が最も愛する人に最後の面会をしようとしないのはそのためなのです。
(出典:スタンダール/大久保和郎訳『パルムの僧院(下)』)
・面会に来てくれる母親は息子と同じような感激を抱いていなかったから。
(出典:宮本百合子『道づれ』)
・その後トレスが面会に来たが、弁護士との面会は監視の役人なしだった。
(出典:大杉栄『日本脱出記』)
・まるで自分の王国に入国禁止するかのように面会を禁止してきたのだ。
(出典:ルソー/桑原武夫訳『告白(下)』)
類語
・対面(たいめん)
意味:顔を合わせて会うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・会見(かいけん)
意味:決まった形で人に会うこと。公式な場合に用いられる。(出典:デジタル大辞泉)
・会う(あう)
意味:場所を決めて対面する。(出典:デジタル大辞泉)
・拝謁(はいえつ)
意味:身分の高い人に面会することをへりくだっていう語。(出典:デジタル大辞泉)
・面談(めんだん)
意味:面会して直接に話すこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)