零
「零点」などのように使う「零」という言葉。
「零」は、訓読みで「ぜろ」と読みます。
「零」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「零」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
零の意味
「零」には次の意味があります。
・数字の一つ。「0」のこと。また、正でも負でもない実数。数字「0」で表わす。零(れい)。(出典:工学字彙)
「零」をわかりやすく言うと「全く何も無いことを表す数」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・零度近い地下で戦う状況を再現するために真冬でも全て解放されていた。
(出典:林亮介『和風Wizardry純情派 2』)
・どんな大きな数でも、それに零をかけると零になってしまいますからね。
(出典:下村湖人『青年の思索のために』)
・すると轢断列車の通過が零時十九分であるから約一時間の余裕があった。
(出典:松本清張『日本の黒い霧(上)』)
・だからこれまで、きみと接触を持った可能性ははっきり言って零以下だ。
(出典:西尾維新『刀語(全12巻) 刀語 10 第柔 話 誠刀・銓』)
・つまり戦闘目的の達成という観点から見れば、今回の結末は零点に近い。
(出典:佐島勤『魔法科高校の劣等生 10 来訪者編 <中>』)
類語
・皆無(かいむ)
意味:ひとつもないこと。また、そのようなさま。(出典:和英語林集成(初版))
・ゼロベース
意味:物事を最初からやりなおすこと。ゼロの状態から検討しなおすこと。(出典:デジタル大辞泉)
・ナッシング
意味:何もないこと。また、そのさま。皆無。(出典:デジタル大辞泉)
・絶無(ぜつむ)
意味:全くないこと。皆無。(出典:デジタル大辞泉)
・無し(なし)
意味:無いこと。無(む)。(出典:デジタル大辞泉)