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雑然とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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雑然

「雑然とした雰囲気」などのように使う「雑然」という言葉。

「雑然」は、音読みで「ざつぜん」と読みます。

「雑然」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「雑然」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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雑然の意味

「雑然」には次の意味があります。

いろいろなものが入り乱れて、まとまりのないさま。(出典:デジタル大辞泉)

「雑」という言葉の通り、ごちゃごちゃと散らかった様子を表しています。
「然」は、そのような状態を表します。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・乳幼児が二人いるだけで、家の雰囲気はここまで雑然としてしまうのだ。
(出典:坂東眞砂子『葛橋』)

・こんなふうというのが、雑然としているという意味でのお尋ねでしたら。
(出典:森岡浩之『星界シリーズ 3 家族の食卓』)

・マリユスが感じたことは、ただ雑然とした連絡もないことばかりだった。
(出典:ユゴー/斎藤正直訳『レ・ミゼラブル(下)』)

・記憶のなかの赤松と較べると現実の赤松がいやに雑然としていたからだ。
(出典:井上ひさし『四十一番の少年』)

・あまりに大量で雑然としていて、知らされたほうも持てあましてしまう。
(出典:星新一『声の網』)

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類語

カオス
意味:ギリシア哲学で、宇宙発生以前の原始的な混沌とした状態。比喩的に、混沌として無秩序な状態もいう。(出典:精選版 日本国語大辞典)

支離滅裂しりめつれつ
意味:物事に一貫性がなく、ばらばらで、まとまりのないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

無統制むとうせい
意味:統制がとれていないこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)

混迷こんめい
意味:混乱して、分別に迷うこと。複雑に入りまじって、見通しがつかないこと。(出典:デジタル大辞泉)

乱雑らんざつ
意味:乱れていること。入りまじっていて無秩序なこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

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