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随筆とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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随筆

「随筆家」などのように使う「随筆」という言葉。

「随筆」は、音読みで「ずいひつ」と読みます。

「随筆」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「随筆」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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随筆の意味

「随筆」には次の意味があります。

自己の見聞・体験・感想などを、筆に任せて自由な形式で書いた文章。随想。エッセー。
(出典:デジタル大辞泉)

「随筆」と「エッセー」の違いは明確な区分が無くあいまいです。
違いがあるとすれば、「随筆」は枕草子(日本)など、エッセーは(〈フランス〉Essais)という起源の違いがあります。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・科学者の随筆が小説よりも面白いと思われるという傾向が昨今あります。
(出典:宮本百合子 『獄中への手紙』)

・流石、と読者に膝を打たせるほどの光った随筆を書きたい様子なのである。
(出典:太宰治 『作家の像』)

・たとえば前にあげたわが国の諸学者の随筆の中の多くのものがそれである。
(出典:寺田寅彦 『科学と文学』)

・また、私が煙草好きだというのを随筆か何かで知ってのことか。
(出典:吉川英治 『随筆 私本太平記』)

・小説たるも随筆たるも旨とする処は男女の仲のいきさつを写すなり。
(出典:永井荷風 『矢はずぐさ』)

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類語

エッセイ(essay)
意味:自由な形式で意見・感想などを述べた散文。随筆。随想。(出典:デジタル大辞泉)

エッセー(〈フランス〉Essais)
意味:《原題、〈フランス〉Essais》モンテーニュの随筆集。3巻。1580~1588年刊。自己の経験・観察を通して人間性を探求した、モラリスト文学の古典的作品。エッセー。
(出典:デジタル大辞泉)

随感(ずいそう)
意味:折にふれて得た感想。随想。(出典:デジタル大辞泉)

随想(ずいそう)
意味:折にふれて思うこと。また、それらを書きまとめた文章。(出典:デジタル大辞泉)

随想録(ずいそうろく)
意味:折りにふれて思ったり感じたりしたことを文章にし、書物としてまとめたもの。
(出典:精選版 日本国語大辞典)

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