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陥穽とは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

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陥穽

「陥穽に落ちる」などのように使う「陥穽」という言葉。

「陥穽」は、音読みで「かんせい」と読みます。

「陥穽」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「陥穽」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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陥穽の意味

「陥穽」には次の意味があります。

おとしあな。また、人をだましたり失敗させたりするための計略。わな。はかりごと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

つまり、人をおとしいれるための策略のことです。
単に、動物などを落ち込ませるような、落とし穴という意味もあります。

小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。

使い方・例文

・何か陥穽が仕掛けられてあって、入ったとたん罠に落ちそうな気がした。
(出典:内田康夫『怪談の道』)

・彼女には未来が陥穽と心配ごとと、危険とで一ぱいなように感じられた。
(出典:レニエ『燃え上る青春』)

・しかしそこにはもう既すでに恐ろしい陥穽が待ちうけていたのだった。
(出典:海野十三『地球盗難』)

・彼は頭ぐるみ自分の作つた陥穽へ落ち込んで泥だらけになつて泣き出した。
(出典:岡本かの子『小学生のとき与へられた教訓』)

・彼等は全く同じ二つの陥穽の中に陥っているようなものだった。
(出典:尾崎士郎『河鹿』)

・はかると思いながら、事実はまったく敵の陥穽のなかにいたのである。
(出典:吉川英治『三国志』)

・したがって何者かがそのほうに陥穽を仕組んだと見るのは極めて当然であろう。
(出典:辻邦生『天草の雅歌』)

・八高の選手はこの「思い込み」の陥穽に落ちてしまっているのである。
(出典:佐島勤『魔法科高校の劣等生 4 九校戦編 <下>』)

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