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阿諛追従とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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阿諛追従

「阿諛追従にはうんざりだ」などのように使う「阿諛追従」という言葉。

「阿諛追従」は、音読みで「あゆついしょう」と読みます。

「阿諛追従」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「阿諛追従」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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阿諛追従の意味

「阿諛追従」には次の意味があります。

相手に気に入られようとして、大いに媚(こ)びへつらうこと。(出典:デジタル大辞泉)

お世辞やおべっかを使い、相手の機嫌を取ることを指します。
「阿」と「諛」は、どちらも「へつらう」や「おもねる」を意味する漢字です。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・世間の阿諛追従を期待していたのに、その代わりに愚弄があるだけである。
(出典:ラッセル/日高一輝訳『幸福の獲得について』)

・君は阿諛追従やまた崇拝さえも与えられるだろう。
(出典:ボードレール/村上菊一郎訳『パリの憂鬱』)

・どれほど才智があったところで、十歳という年では一修道院を挙げての、しかも一見ちゃんとした理由があるように思われる阿諛追従に対して身を守ることはできない。
(出典:スタンダール/大久保和郎訳『赤と黒(下)』)

・もっぱら伯爵に気にいられようと心がけていたのですが、伯爵はまた伯爵で、その私の阿諛追従にいちいち調子をあわせてくるのでした。
(出典:バルザック/菅野昭正訳『谷間のゆり(上)』)

・あの移り気で悪臭芬たる家畜め、奴等に俺が阿諛追従の徒でない事を知らしめ、この俺を鏡としてよくよく自分の姿を解らせてやりたいのだ。
(出典:シェイクスピア/福田恆存訳『コリオレイナス』)

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類語

諂う(へつらう)
意味:人の気に入るように振る舞う。また、お世辞を言う。おもねる。追従(ついしょう)する。(出典:デジタル大辞泉)

阿る(おもねる)
意味:人の気に入るように振る舞う。へつらう。(出典:デジタル大辞泉)

胡麻をする(ごまをする)
意味:他人にへつらって自分の利益をはかる。(出典:精選版 日本国語大辞典)

おべっか
意味:相手の機嫌をとろうとして、へつらったり、心にもないお世辞を言うこと。また、その言葉。おべんちゃら。(出典:デジタル大辞泉)

尻尾を振る(しっぽをふる)
意味:こびへつらって相手に取り入る。追従(ついしょう)を言う。(出典: 精選版 日本国語大辞典 )

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