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無為徒食とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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無為徒食

「無為徒食の生活」などのように使う「無為徒食」という言葉。

「無為徒食」は、音読みで「むいとしょく」と読みます。

「無為徒食」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「無為徒食」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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無為徒食の意味

「無為徒食」には次の意味があります。

なすべきことを何もしないでただ遊び暮らすこと。(出典:デジタル大辞泉)

定職などに就かず、ぶらぶらと日々を過ごすことを指します。
「無為」は何もしないという意味、「徒食」は働かないで暮らすという意味の二字熟語です。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・その間ずっと寝そべって、無為徒食していた人間と、条件はまったく同じになった。
(出典:谷沢永一『人間通と世間通 “古典の英知”は今も輝く』)

無為徒食の彼には、用もないのに難儀して山を歩くなど徒労の見本のように思われるのだったが、それゆえにまた非現実的な魅力もあった。
(出典:川端康成『雪国』)

・制服を着用した護衛団という無為徒食の連中を雇っておく慣行は、平和愛好的な産業の発展とともに次第に衰退する。
(出典:ヴェブレン/高哲夫訳『有閑階級の理論 ―制度の進化に関する経済学的研究』)

・春節の休みが終わると、なしくずしに無為徒食の日々へと突入した。
(出典:東山彰良『流』)

無為徒食で養ってくれている人間の指図はある程度聞いておかないと快適な生活に支障をきたす。
(出典:仁木英之『僕僕先生』)

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類語

穀潰し(ごくつぶし)
意味:定職もなくぶらぶらと遊び暮らす者。無為徒食の者をののしっていう語。(出典:デジタル大辞泉)

座食(ざしょく)
意味:無職のままで生活すること。(出典:デジタル大辞泉)

惰眠(だみん)
意味:なまけねむること。のらくらして、日々を無為に暮らしていること。停滞して活気のないこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

遊民(ゆうみん)
意味:職につかず遊び暮らしている人。(出典:デジタル大辞泉)

ニート
意味:非労働力人口のうち、15〜34歳の未婚で、就業せず、職業訓練、就学、家事や家業の手伝いもしていない者を指す造語。(出典:百科事典マイペディア)

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