闘魂
「闘魂注入」などのように使う「闘魂」という言葉。
「闘魂」は、音読みで「とうこん」と読みます。
「闘魂」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「闘魂」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
闘魂の意味
「闘魂」には次の意味があります。
・あくまでたたかおうとする意気込み。闘争精神。(出典:デジタル大辞泉)
「闘魂」を分かりやすく言うと「戦おうとする強い気持ち」のことです。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・この医者は、闘魂と実行力との化物みたいな男であった。
(出典:神西清『地獄』)
・闘魂にもう一度火をつけた。
(出典:大槻ケンヂ『グミ・チョコレート・パイン パイン編』)
・やがて闘魂をうしなってきたらしく、海伝の太刀筋がみだれはじめた。
(出典:滝沢馬琴『里見八犬伝 巻4』)
・わたしの血の中を流れるバージニア男子の闘魂が、ふつふつと燃えたぎった。
(出典:バローズ『火星シリーズ2 火星の女神イサス』)
・闘魂をみなぎらせたその姿勢は、眼の前の黒い石壁にかかっている図面に向けられているのだった。
(出典:アン・マキャフリイ『パーンの竜騎士シリーズ(全16巻) 2 竜の探索』)
類語
・敢闘(かんとう)
意味:勇敢にたたかうこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・精魂(せいこん)
意味:たましい。精神。(出典:デジタル大辞泉)
・向こう意気(むこういき)
意味:相手に対抗して張り合う気持ち。(出典:デジタル大辞泉)
・矜持(きょうじ)
意味:自分の能力を優れたものとして誇る気持ち。(出典:デジタル大辞泉)
・覇気(はき)
意味:覇者になろうとする心。積極的に物事に立ち向かおうとする意気。(出典:精選版 日本国語大辞典)