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間柄とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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間柄

「親友のような間柄」などのように使う「間柄」という言葉。

「間柄」は、訓読みで「あいだがら」と読みます。

「間柄」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「間柄」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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間柄の意味

「間柄」には次の二つの意味があります。

1 親類、血族などの続き合い。
2 互いの関係。付き合い。交際。(出典:精選版 日本国語大辞典)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

間柄の意味①「親類、血族などの続き合い。」

「間柄」の一つ目の意味は「親類、血族などの続き合い。」です。

この場合の「間柄」は「家族や親戚など、血の繋がりの関係」を意味します。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・彼とは姉弟という間柄だったが、その歴史にはすさまじいものがあった。
(出典:乙一『平面いぬ。』)

・同じく瓜と云う字のつく所を以て見ると南瓜も糸瓜も親類の間柄だろう。
(出典:夏目漱石『『吾輩は猫である』中篇自序』)

・祖父と孫という間柄だが、あの子と儂はそのような関係でもある。
(出典:半村良『魔女伝説』)

・宮様御降嫁以来、帝と将軍とはすでに義理ある御兄弟の間柄である。
(出典:島崎藤村『夜明け前』)

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類語

親類縁者(しんるいえんじゃ)
意味:血縁や婚姻関係でつながりのある人をひっくるめていう。(出典:精選版 日本国語大辞典)

血縁関係(けつえんかんけい)
意味:親子兄弟姉妹を基本とする血縁者の関係および養子などを含んだ関係。(出典:精選版 日本国語大辞典)

血筋(ちすじ)
意味:血のつながり。血統。また、血縁。(出典:デジタル大辞泉)

続柄(つづきがら)
意味:親族としての関係。親子・夫婦・兄弟などのつながり。(出典:精選版 日本国語大辞典)

間柄の意味②「互いの関係。付き合い。交際。」

「間柄」の二つ目の意味は「互いの関係。付き合い。交際。」です。

この場合の「間柄」は、「親類縁者以外の関係」を表すときに使われます。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・やっぱり人間は人間同士の方が一番近い間柄なのです。
(出典:森鴎外訳『諸国物語(上)』)

・俺たちはお互いについてほとんどなにも知らないのに、なぜか秘密を共有する間柄になっていた。
(出典:三上延『ビブリア古書堂の事件手帖 1 〜栞子さんと奇妙な客人たち〜』)

・親しい友だちの間柄がこういうふうに離れ離れになろうとは知らなかった。
(出典:田山花袋『田舎教師』)

・相愛の間柄というが、そのときの愛の量を何びともはかることは出来ない。
(出典:亀井勝一郎『青春論』)

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類語

関係(かんけい)
意味:人と人との間柄。また、縁故。(出典:デジタル大辞泉)

好み(よしみ)
意味:何らかの縁によるつながり。縁故。(出典:デジタル大辞泉)

仲(なか)
意味:人と人との間柄。(出典:デジタル大辞泉)

腐れ縁(くされえん)
意味:離れようとしても離れられない関係。(出典:デジタル大辞泉)

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