開設
「銀行口座を開設する」などのように使う「開設」という言葉。
「開設」は、音読みで「かいせつ」と読みます。
「開設」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「開設」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
開設の意味
「開設」には次の意味があります。
・新しい施設や設備などをこしらえること。また、新たにその運用を開始すること。(出典:デジタル大辞泉)
「開設」という言葉をわかりやすく言うと、「施設や運用を新規に立ち上げること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・残り十パーセントのうちどこかに植民地を開設した船は、何隻あると思う?
(出典:A・バートラム・チャンドラー『銀河辺境シリーズ(全25巻) 14 惑星スパルタふたたび』)
・そこで本格的にボーリングし「温泉」を開設したのが昭和四十二年という。
(出典:川本三郎『ちょっとそこまで』)
・そもそも施設を開設した当初の目的は達成されていたのだ。
(出典:楡周平『マリア・プロジェクト』)
・ゆくゆくは、グループ’59の事務所を開設しなければならんだろうな。
(出典:東海林さだお『ショージ君の青春記』)
・羽田から国内線が開設されて東京と島との交通はひどく便利になった。
(出典:松本清張『火と汐』)
類語
・発足(ほっそく)
意味:組織や機構などが設けられ、活動を始めること。はっそく。(出典:デジタル大辞泉)
・誕生(たんじょう)
意味:物事や状態が新しくできること。(出典:デジタル大辞泉)
・結成(けっせい)
意味:会や団体などの組織を作ること。(出典:デジタル大辞泉)
・創設(そうせつ)
意味:施設や機関を新しくつくること。(出典:デジタル大辞泉)
・開業(かいぎょう)
意味:新しく事業や商売を始めること。(出典:デジタル大辞泉)