長所
「長所を生かす」などのように使う「長所」という言葉。
「長所」は、音読みで「ちょうしょ」と読みます。
「長所」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「長所」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
長所の意味
「長所」には次の意味があります。
・性質や性能などで、すぐれているところ。(出典:デジタル大辞泉)
「長所」とはつまり、「その人の良いところ、得意なこと」という意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・しかし、その癖を直したときに長所までも消してしまうことがよくある。
(出典:齋藤孝『「できる人」はどこがちがうのか』)
・五家族によるこれまでの統治体制には一定の長所があったようである。
(出典:田中芳樹『タイタニア3-旋風篇』)
・私にとって商業の長所と見うるものは、その冒険的企業心と勇気である。
(出典:ソロー/神原栄一訳『森の生活』)
・ひとのみちにはキリスト教や仏教のような文献上や文学上の長所がない。
(出典:戸坂潤『思想と風俗』)
・これは他のタレントに欠けているさゆりさんの長所であったと思います。
(出典:駒田信二『一条さゆりの性』)
類語
・特長(とくちょう)
意味:他よりも特にすぐれている点。特別の長所。(出典:デジタル大辞泉)
・取り柄/取柄(とりえ)
意味:とりたててすぐれた点。長所。(出典:デジタル大辞泉)
・本領(ほんりょう)
意味:その人の備えているすぐれた才能や特質。(出典:デジタル大辞泉)
・特色(とくしょく)
意味:他と特に異なっているところ。また、他よりもすぐれている点。特徴。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・魅力(みりょく)
意味:人の心をひきつけ夢中にさせる力。(出典:精選版 日本国語大辞典)