重鎮
「政財界の重鎮」などのように使う「重鎮」という言葉。
「重鎮」は、音読みで「じゅうちん」と読みます。
「重鎮」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「重鎮」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
重鎮の意味
「重鎮」には次の意味があります。
・ある社会・分野で重きをなす人物。(出典:デジタル大辞泉)
「重鎮」とは、自ら名乗るものではなく評価が高い人物や、大きな功績を成し遂げた人物のことを言います。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・また、王国の重鎮じゆうちんである英雄たちは一様に率直な驚きを見せたのである。
(出典:茅田砂胡『デルフィニア戦記 第7巻 「コーラルの嵐」』)
・世話方の代表も務めたことがある、寺にとっては重鎮の一人だ。
(出典:小野不由美『屍鬼(上)』)
・都屋の重鎮としては、思いのほかつつましい生活をしている様子であった。
(出典:森村誠一『虚無の道標』)
・宴の席には、三年前と同じようにフレイムの重鎮じゅうちんたちが顔を揃そろえていた。
(出典:水野良『ロードス島戦記 3 火竜山の魔竜(上)』)
・だが、戦争の亡霊である重鎮たちが全ていなくなったわけではない。
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 7 皆殺し編』)
類語
・首脳(しゅのう)
意味:組織や団体の中心にいて指導的な役割を果たす人。(出典:デジタル大辞泉)
・幹部(かんぶ)
意味:団体や組織の中で中心となる人。(出典:デジタル大辞泉)
・要人(ようじん)
意味:要職にある人。(出典:デジタル大辞泉)
・実力者(じつりょくしゃ)
意味:ある社会での影響力や支配力を実際にもっている人。(出典:デジタル大辞泉)
・有力者(ゆうりょくしゃ)
意味:その社会で権力や勢力のある人。(出典:デジタル大辞泉)