酷暑
「連日の酷暑で体調を崩す」などのように使う「酷暑」という言葉。
「酷暑」は、音読みで「こくしょ」と読みます。
「酷暑」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「酷暑」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
酷暑の意味
「酷暑」には次の意味があります。
・ひどく暑いこと。真夏の厳しい暑さ。(出典:デジタル大辞泉)
「酷暑」とは、真夏日の中でも特に暑い日のこと、耐え難いほどの暑さのことを言います。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・もっともおれにとっては昼だって地獄で、酷暑で今にも意識を失いそうだ。
(出典:喬林知『今日からマ王 第3巻 「今夜はマのつく大脱走!」』)
・酷暑にうちのめされ、牢の敷石の上をころげまわりながら口にしたのだ。
(出典:アレクサンドル・デュマ/泉田武二訳『モンテ・クリスト伯』)
・彼の日灼けした体は、酷暑の季節に身にまとう粗布しか着けていなかった。
(出典:アン・マキャフリイ『パーンの竜騎士シリーズ(全16巻) 15 竜とイルカたち』)
・非常に高い山でなければ、長い酷暑の夏にそれほど大量の雪を保つことはできないはずだ。
(出典:ハインライン『愛に時間を2』)
・この間まで過ごした酷暑の中の苦しみを思うと、死ぬのはさほど苦痛ではないという気もした。
(出典:藤沢周平『回天の門』)
類語
・猛暑(もうしょ)
意味:激しい暑さ。(出典:デジタル大辞泉)
・極暑(ごくしょ)
意味:きわめて暑いこと。夏の暑さの盛り。(出典:デジタル大辞泉)
・厳暑(げんしょ)
意味:きびしい暑さ。(出典:デジタル大辞泉)
・灼熱(しゃくねつ)
意味:焼けつくように熱いこと。(出典:デジタル大辞泉)
・炎暑(えんしょ)
意味:真夏の焼けつくような暑さ。(出典:デジタル大辞泉)