都度
「発生の都度、報告する」などのように使う「都度」という言葉。
「都度」は、音読みで「つど」と読みます。
「都度」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「都度」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
都度の意味
「都度」には次の意味があります。
・そのたびごと。毎回。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「発生の都度、報告する」は、「(あることが)発生するたびに毎回報告する」という意味です。
定期的にまとめて報告するのではなく、発生するたびにその場で報告することを意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・話し合って書体や色を変えたり、宣伝文句を削ったりし、その都度印刷してみる。
(出典:角田光代『対岸の彼女』)
・一例一例新しい問題に直面し、その都度解決してきたようなものさ。
(出典:海堂尊『チーム・バチスタの栄光(上)』)
・ごみを炉に投入した者は、必ずその都度、燃やしていくことになっている。
(出典:森村誠一『魔少年』)
・都度内容をご報告しますので、探索者側のとりまとめをお願いします。
(出典:林亮介『和風Wizardry純情派 1』)
・報告会は、校長との会見の都度、ごく簡単に休憩時間中に行われた。
(出典:下村湖人『次郎物語』)
類語
・毎回(まいかい)
意味:繰り返される回のたびごと。一回ごと。毎度。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・毎度(まいど)
意味:同じ事が繰り返されること。そのたびごと。(出典:デジタル大辞泉)
・度ごと(たびごと)
意味:その時ごと。その時いつも。その都度。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・逐一(ちくいち)
意味:一つ一つ順を追うこと。いちいち。何から何までみんな。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・毎次(まいじ)
意味:そのたびごと。毎回。毎度。(出典:デジタル大辞泉)