避妊
「ペットの避妊手術を行う」などのように使う「避妊」という言葉。
「避妊」は、音読みで「ひにん」と読みます。
「避妊」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「避妊」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
避妊の意味
「避妊」には次の意味があります。
・人為的に妊娠を避ける方法をとること。(出典:デジタル大辞泉)
「避妊」という言葉をわかりやすく言うと、「意図的に妊娠しないようにすること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・あの一度の流産以来、避妊しているわけでもないのに女房は妊娠しない。
(出典:山本文緒『紙婚式』)
・避妊手術をしても、情けをかけているうちに猫はこうして増殖していく。
(出典:山本文緒『日々是作文(ひびこれさくぶん)』)
・一瞬、避妊のことを考えてくれたのかと思ったが、そうではなかった。
(出典:貴志祐介『新世界より』)
・都内の高校の女子生徒に避妊の方法を教えて回っているかもしれない。
(出典:村上春樹『1Q84 BOOK3』)
・それは、避妊の方法も知らぬ時代の、母体保護のためであったという。
(出典:三浦綾子『細川ガラシャ夫人』)
類語
・妊娠(にんしん)
意味:女性が身ごもること。受精した卵子を子宮内で発育させること。(出典:デジタル大辞泉)
・懐妊(かいにん)
意味:胎内に子を宿すこと。身ごもること。(出典:デジタル大辞泉)
・懐胎(かいたい)
意味:子をはらむこと。身ごもること。(出典:デジタル大辞泉)
・受胎(じゅたい)
意味:身ごもること。妊娠。懐妊。(出典:デジタル大辞泉)
・避妊具(ひにんぐ)
意味:避妊のために用いる器具。コンドーム、ペッサリー、IUDなど。(出典:デジタル大辞泉)