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遺漏とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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遺漏

「遺漏がない」などのように使う「遺漏」という言葉。

「遺漏」は、音読みで「いろう」と読みます。

「遺漏」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「遺漏」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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遺漏の意味

「遺漏」には次の意味があります。

・行為や仕事に、もれや落ちがあること。また、そのもの。脱漏。手落ち。(出典:精選版 日本国語大辞典)

「遺漏がない」は「もれや落ちがない」と言い換えることができます。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・波多野と的場は計画に万に一つの遺漏もないように細目の確認を重ねた。
(出典:森村誠一『致死家庭』)

・総勢で二十名の射手と鳴子による包囲網も、今日はどこにも遺漏はない。
(出典:熊谷達也『邂逅(かいこう)の森』)

・私は万遺漏なく立ちまわって、この約束をはたしてもらおうと心にきめた。
(出典:カザノヴァ/田辺貞之助訳『カザノヴァ回想録 第一巻』)

・政府としては、じつに、万遺漏なき智恵をしぼって対処したのであった。
(出典:ハーン/平井呈一訳『心』)

・事前の準備その他に遺漏があったことになり、直ちに総務部長が非難される。
(出典:山田智彦『銀行 男たちの報酬』)

類語

・欠落(けつらく)
意味:一部分が欠け落ちること。比喩的にも用いる。(出典:精選版 日本国語大辞典)

・欠如(けつじょ)
意味:必要な物事が欠けていること。(出典:デジタル大辞泉)

・脱落(だつらく)
意味:抜け落ちること。必要な記述などが抜け落ちること。(出典:デジタル大辞泉)

・不備(ふび)
意味:十分にととのっていないこと。そろうべき事柄や条件などが、完全にはそろっていないこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)

・手抜き(てぬき)
意味:しなければならない手続きや手間を故意に省くこと。(出典:デジタル大辞泉)

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