適合
「基準に適合した製品」などのように使う「適合」という言葉。
「適合」は、音読みで「てきごう」と読みます。
「適合」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「適合」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
適合の意味
「適合」には次の意味があります。
・ある条件や事情にぴったり当てはまること。(出典:デジタル大辞泉)
「適合」という言葉をわかりやすく言うと、「一致する」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・しかし、これは、私のあの奇妙な考えの中心とどう適合するのだろうか?
(出典:クリスティ/古賀照一訳『オリエント急行殺人事件』)
・かれは、人々を自分のいだく理想の形へ適合するようにと持っていった。
(出典:A・バートラム・チャンドラー『銀河辺境シリーズ(全25巻) 6 奴隷狩りの惑星』)
・日本に適合した発想法の育て方にも、このような方法はとれないものか。
(出典:星新一『きまぐれ学問所』)
・彼はいろいろの方法を試み、常に内容と読者に適合するスタイルを考えた。
(出典:デフォー/佐山栄太郎訳『ロビンソン・クルーソー』)
・最大満足の条件に適合する部分的需要または供給の計算によらない決定。
(出典:ワルラス・マリー・エスプリ・レオン『純粋経済学要論』)
類語
・該当(がいとう)
意味:ある条件・資格などに、当てはまること。(出典:デジタル大辞泉)
・適応(てきおう)
意味:その場の状態・条件などによくあてはまること。(出典:デジタル大辞泉)
・相当(そうとう)
意味:程度がその物事にふさわしいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・即応(そくおう)
意味:状況・情勢にあてはまること。(出典:デジタル大辞泉)
・順応(じゅんのう)
意味:環境や境遇の変化に従って性質や行動がそれに合うように変わること。(出典:デジタル大辞泉)