違憲
「違憲判決が出される」などのように使う「違憲」という言葉。
「違憲」は、音読みで「いけん」と読みます。
「違憲」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「違憲」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
違憲の意味
「違憲」には次の意味があります。
・成文憲法の規定に違反すること。憲法違反。(出典:デジタル大辞泉)
「違憲判決が出される」は「憲法違反だとする判決が出される」という意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・この権限を大統領から奪うのは、違憲である、というものである。
(出典:阿川尚之『アメリカが嫌いですか』)
・現在では「アメリカ建国以来起きた最大の違憲行為」と、この事実を呼ぶ人もいる。
(出典:ドウス昌代『東京ローズ』)
・この警告は、日系人の強制隔離が違憲とされたのちも不要とはならなかった。
(出典:吉田満『鎮魂戦艦大和(上)』)
・一方裁判所は、法を審査して、違憲であるかどうかを決める。
(出典:阿川尚之『アメリカが嫌いですか』)
・従って最高裁が違憲だとして無効にする法律は、比較的少ない。
(出典:阿川尚之『アメリカが嫌いですか』)
類語
・違法(いほう)
意味:法律・規定などにそむくこと。また、その行為。(出典:デジタル大辞泉)
・不法(ふほう)
意味:法に違反していること。また、そのさま。違法。(出典:デジタル大辞泉)
・非合法(ひごうほう)
意味:法律に定めていることに違反すること。法律の許す範囲を越えていること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・違反(いはん)
意味:法規・協定・契約などにそむくこと。違背。(出典:デジタル大辞泉)
・脱法(だっぽう)
意味:法律に触れないような方法で法律で禁止していることを行うこと。うまく法の裏をかくこと。(出典:デジタル大辞泉)