違和感
「会話に違和感がある」などのように使う「違和感」という言葉。
「違和感」は、音読みで「いわかん」と読みます。
「違和感」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「違和感」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
違和感の意味
「違和感」には次の意味があります。
・しっくりしない感じ。また、ちぐはぐに思われること。(出典:デジタル大辞泉)
「違和感」をわかりやすく言うと「どことなくかみ合わないような感じがする」という意味です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・アンティークな部屋の中で、そこだけが近代的でなんだか違和感がある。
(出典:水戸泉『ヴァンパイア・プリンセス』)
・心のどこかに奇妙な違和感があったが、それが何なのか見当がつかなかった。
(出典:光瀬龍『復讐の道標』)
・出所は分からないまま、ただ違和感だけがどんどんと広がっていく感じ。
(出典:五十嵐雄策『乃木坂春香の秘密(全16巻) 乃木坂春香の秘密 13』)
・二度三度検討を加えるうちに、次第に違和感を増してきたものがあった。
(出典:森村誠一『新・人間の証明(上)』)
・教師と保護者の会話にしては、少し違和感が残るやり取りだったからだ。
(出典:万城目学『プリンセス・トヨトミ』)
類語
・ちぐはぐ
意味:二つ以上の物事が、食い違っていたり、調和していなかったりするさま。(出典:デジタル大辞泉)
・不一致(ふいっち)
意味:一致しないこと。ぴったり合わないこと。(出典:デジタル大辞泉)
・不調和(ふちょうわ)
意味:周囲に調和しないこと。ふつりあいなこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・ミスマッチ
意味:不釣り合いなこと。不適合。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・不自然(ふしぜん)
意味:自然さがないこと。無理があること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)