違反
「道交法違反」などのように使う「違反」という言葉。
「違反」は、音読みで「いはん」と読みます。
「違反」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「違反」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
違反の意味
「違反」には次の意味があります。
・他の意志、命令、または法律、協定などにそむくこと。違背。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「道交法違反」は「道交法にそむくこと」という意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・あなたは法に違反したのであるから、それによって罰せられるであろう。
(出典:フーリック/大室幹雄訳『中国湖水殺人事件』)
・つまり規則や制度に何ら違反しているわけではないということになる。
(出典:唯川恵『不運な女神』)
・なんの規則にも違反していないから、母としても怒りようがないというわけ。
(出典:梅宮アンナ『「みにくいあひるの子」だった私』)
・例として、女が約束の違反で恋人を告訴し、長期にわたり分割で金を取る。
(出典:ホーソン/刈田元司訳『スカーレット・レター(緋文字)』)
・その場合は警察が遺失物法違反の疑いで、この大学を捜査することになる。
(出典:梅原克文『カムナビ(上)』)
類語
・違法(いほう)
意味:法律・規定などにそむくこと。また、その行為。(出典:デジタル大辞泉)
・不法(ふほう)
意味:法に違反していること。また、そのさま。違法。(出典:デジタル大辞泉)
・非合法(ひごうほう)
意味:法律に定めていることに違反すること。法律の許す範囲を越えていること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・違憲(いけん)
意味:成文憲法の規定に違反すること。憲法違反。(出典:デジタル大辞泉)
・脱法(だっぽう)
意味:法律に触れないような方法で法律で禁止していることを行うこと。うまく法の裏をかくこと。(出典:デジタル大辞泉)