過度
「過度に期待する」などのように使う「過度」という言葉。
「過度」は、音読みで「かど」と読みます。
「過度」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「過度」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
過度の意味
「過度」には次の意味があります。
・度を過ごすこと。程度が過ぎること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
上記の意味の如く、普通の程度を超えていることをさす言葉です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・資産取引が行われる市場に対する規制は過度にわたるべきではない。
(出典:高杉良『金融腐蝕列島(上)』)
・人類の運命のうちにおけるこの一人の過度の重さは、平衡を乱していた。
(出典:ユゴー・ヴィクトル『レ・ミゼラブル』)
・それとも、例によって、僕が過度に期待していただけなのだろうか。
(出典:西尾維新『物語シリーズ 1 化物語(上)』)
・運わるく彼は自分の才能を愛し、過度に仕事をし、それに応じて酒も飲む。
(出典:ルソー/桑原武夫訳『告白(上)』)
・相手に過度の傷を与えるという結果が明らかになった時に限り、試合を中止する。
(出典:佐島勤『魔法科高校の劣等生 12 ダブルセブン編』)
類語
・超過(ちょうか)
意味:数量や時間が、一定の限度をこえること。(出典:デジタル大辞泉)
・オーバー
意味:あるものの上を越すこと。また、ある基準や、制限された数量、範囲を超えること。また、超えている状態。超過。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・行き過ぎ(ゆきすぎ)
意味:度を超えて物事をすること。また、そのさま。いきすぎ。(出典:デジタル大辞泉)
・過剰(かじょう)
意味:一定の数量以上に余分のあること。多すぎること。あり余ること。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・超える(こえる)
意味:ある基準・数量を上回る。超過する。(出典:デジタル大辞泉)