過干渉
「過干渉な親」などのように使う「過干渉」という言葉。
「過干渉」は、音読みで「かかんしょう」と読みます。
「過干渉」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「過干渉」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
過干渉の意味
「過干渉」には次の意味があります。
・干渉しすぎること。（出典：デジタル大辞泉）
「過干渉」は「過剰干渉」のことです。親から子への過干渉は「過保護」とは異なり、子供の可能性の芽をつぶしてしまう危険性がある行為です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・よくある過干渉な母親のように見えて、ちょっと違うと、私は気づいた。
（出典：宮部みゆき『名もなき毒』）
・それゆえに必要以上のおしゃれや、過干渉には心したいものです。
（出典：沖藤典子『女が会社へ行きたくない朝』）
・Aが小学校三年生のとき、ノイローゼになりかけていると医師に言われ、母の過干渉が原因だと注意されたことがある。
（出典：斉藤茂太『「まさか」の人に起こる異常心理』）
・メンバーはどいつも過干渉嫌かかんしょうぎらいの無頼派で、それはリーダーのクラインも例外ではない。
（出典：川原礫『ソードアート・オンライン 第2巻』）
・大体、こういう〝婚約者〟がいるのなら、何故息子への過干渉が止まないのだ?普通に祝福するような話なのだろうか。
（出典：畠中恵『百万の手』）
類語
・過保護（かほご）
意味：子どもなどを必要以上に大切にすること。また、そのさま。（出典：デジタル大辞泉）
・口出し（くちだし）
意味：他人の話に割り込んで自分の意見を言うこと。差し出口。（出典：デジタル大辞泉）
・お節介（おせっかい）
意味：出しゃばって、いらぬ世話をやくこと。また、そういう人や、そのさま。（出典：デジタル大辞泉）
・手出し（てだし）
意味：世話をやくこと。（出典：デジタル大辞泉）
・介入（かいにゅう）
意味：当事者以外の者が入り込むこと。争いやもめごとなどの間に入って干渉すること。（出典：デジタル大辞泉）
