逸品
「逸品を用意しました」などのように使う「逸品」という言葉。
「逸品」は、音読みで「いっぴん」と読みます。
「逸品」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「逸品」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
逸品の意味
「逸品」には次の意味があります。
・この上もなくすぐれた品物や作品。絶品。一品。(出典:デジタル大辞泉)
「逸品」をわかりやすく言うと「特に優れた品物」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・美術や骨董にまるで弱い私だが、それがよほどの逸品であることはわかる。
(出典:田中芳樹『薬師寺涼子の怪奇事件簿1 東京ナイトメア』)
・こういう逸品を持って来た男があったら、僕は結構盗品と承知で取引するよ。
(出典:高木彬光『幽霊西へ行く』)
・それは非常な逸品でもあるというので、斎藤氏が自慢に私に見せてくれた。
(出典:高村光雲『幕末維新懐古談』)
・警察も検事も、その逸品をどう処分したか、かつて明らかにしないという。
(出典:田辺聖子『女の長風呂 I』)
・今だかつて、このような逸品に出会ったことがあっただろうか。
(出典:宇佐美游『調子のいい女』)
類語
・絶品(ぜっぴん)
意味:非常にすぐれた品物や作品。(出典:デジタル大辞泉)
・珍品(ちんぴん)
意味:めずらしい品物。貴重な物。珍物。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・上物(じょうもの)
意味:上等の品物。(出典:デジタル大辞泉)
・名品(めいひん)
意味:有名な品。すぐれた品。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・良品(りょうひん)
意味:品質のよい品。(出典:デジタル大辞泉)